PHPカンファレンス福岡2018で登壇しました。
2018年6月16日(土)に開催されたPHPカンファレンス福岡でスピーカーとして15分間登壇しました。
自分にとって「アウトプット」はとても苦手な分野。
だけどコードを書いたり、自分の成果をまとめたり、発表したりすることがいかに大切かってことは、周囲のソフトウェアエンジニアの方達からひしひしと伝わってくる。それならばやるしかない、ということで、PHPカンファレンス福岡の登壇者募集に応募しました。
とても注目度・人気の高いイベントであり、まさか自分が応募したトークが採用されるとは思っていませんでした。しかし採択発表日に送られてきたメール・・・。これはやるしかない・・・。
クラウドサービスAIの利用は、仕事の中でも取り組んでいるテーマだったので、ネタは持っていたものの、アウトプットするためには必死にインプットしなければいけないし、誰かになにかを伝えたければ、自分が納得できるまで検証したり、裏付け作業をしたりしなければいけない。
それが結果的に自分の成長につながっていくのだな、とあらためて感じられた、そんな機会になりました。
トークでも話した通り、クラウドサービスAIは想像している以上に精度が高く、将来性を感じるサービスです。しかし解析結果が100%になることはないので(今後も無いのではないかな、と思っています。なぜなら人間も100%正しく認識できないことは多いので)90%以下の解析結果をいかにうまく利用するか、信頼性の低い解析結果をどう切り捨てるかが、アプリケーションにAIサービスを組み込む際に非常に重要になるポイントだと考えています。
また、各種AIサービスはREST APIやSDKを準備していますので、検証したい、と思ったら比較的簡単に検証することができます。ほら、そこでcurlを叩けばいつだって解析できます(ほんとはその前にアカウント登録とか必要だけど)
しかし実際のところは、解析に使う素材を用意するだけでもそれなりに時間はかかりますし、各種制約・上限をクリアしながら検証していく大変さもあります。いくつかの制約はスライドにも書きました。
そして動画ファイルのフォーマットや音声ファイルのフォーマット、これにも詳しくならなければなりません。大変だ。でも楽しい。
これからもクラウドサービスAIを使って、動画や音声の解析をアプリケーションに組み込む取り組みは続けていく予定です。実はこの分野は結構お金がかかる部分でもあるので(もちろん検証用の無料枠はありますが)、メイン業務として取り組んでいる、という声は聞かなかったりもします。もし同じような取り組みをしているよー、という方がいらっしゃったら、ぜひ意見交換してみたいです。
まあその前にトークで話きれなかった細かい技術の話を、ブログに書くべきですね。私が。
カンファレンスを終えて
まずは、緊張しましたね。トーク直前まで。
去年のように余裕を持って他の方のトークを聞けなかったのは心残りです。
実際トークが始まってからは、ある程度余裕を持って話せたのでよかったです。
15分という短い時間でできるだけわかりやすく話をしたかったので、あまり技術的な詳細は含めることができませんでした。
他の方のトークを聞いた限りだと15分の中でもかなり詳しい話をしていた方も多かったので、今後の参考にしたいです。また、もし私のトークを聞いた方がいらっしゃったら、何かご意見いただけると嬉しいです。ここがわかりにくかったとか、この話は微妙だったとか、もっとこういうことを話したほうが良いとか、 喋り方はこう気をつけたほうが良いとか、もっとこういう話について聞きたいとか」Twitterやコメントでフィードバックをもらえたらうれしいです。
会社の同僚に向けて
いま、会社の中でコツコツとDevOps活動をしています。最初は1人で始めたけれど、常にカンファレンスや勉強会で得た情報や自分で学んだ事を社内にアウトプットし続けて、少しずつ協力してくれる人や反応が増えてきてきました。反対や批判的な反応もあるにはあるけれど、それは改善に繋げられる良いきっかけだし、なにより無反応が反応に変わっていくのは楽しいですね。そして今回私がPHPカンファレンスに登壇するにあたって、普段技術系カンファレンスなどに参加しない上司や同僚が参加してくれたのはとてもよかったです。何よりも彼らが楽しんでいたのが印象的でした。上司は「ペチパーという言葉を初めて知った」と言っていました。
Thank you for
カンファレンスの登壇を終えて、いろいろな方に感謝です。
まずはカンファレンスを運営されている実行委員のみなさま。本当にありがとうございました。
登壇という機会があったのは、このカンファレンスがあったからです。
そしてこのカンファレンスがあったのは、実行委員のみなさまがいたからです。
前回は初一般参加、今回はスピーカーという立場で参加しましたが、次回は何かお手伝いできればな、と思いました。
カンファレンスの前に、一緒にトーク練習してくださったFusic社のみなさま。
練習会がなければもっと緊張していたと思います。
カファレンス当日も、彼らが声をかけてくれたので緊張がほぐれました。ありがとうございました。
練習会を一緒にやってくれた @seike460 さんのブログはこちら。
この登壇トークテーマをやるきっかけになった上司や同僚に感謝です。
毎年オランダに行かせてくれる会社にも感謝です(今年も・・行けるかな・・・)
検証に夢中になって気づいたら23時だったり、土日があっという間に過ぎていったり。
そんなときも「自分が納得いくまで思う存分検証したらいいんじゃない?」と言ってくれたメタルおじさんこと夫氏にも感謝です。
最後にわたしの好きなジャーマンメタルの1曲を紹介しますね。それでは。