WEB+DB PRESS 輪読会がなかなか良いという話
「WEB+DB PRESS みんなで読む会@福岡」に参加している
イベントの詳細は以下の通り。過去3回開催されています。今のところ皆勤賞。
何をやる会なのか
文字通り「WEB+DB PRESS」を持参して、参加者全員で「声に出して」記事を読む会です。
WEB+DB PRESSは技術系雑誌なので、ソースコードなども記載されていますが、読める場所はできるだけ正確に読んでいきます。
1人が適当な箇所まで読み進めたら、次の人に交代します。
輪読会の準備
以下3点に関しては、事前に決めておきます。初回以外は、輪読会終了時に決めました。
- どの記事(テーマ・特集)を読むか
- 記事を予習しておく人
- 開催日時
記事を予習する必要はあるか?
まず「記事を予習する担当者」は決めておいた方がよいな、と感じました。
初回・2回目は「脆弱性の見つけ方&塞ぎ方」を読みましたが、
主催者の@take2webservice氏が内容を予習してくれていたので、非常にスムーズに進みました。
予習担当者を決めておくメリットは以下の通り。
- サンプルアプリなどを一度動かしておくと記事中の問題点(難しい箇所など)を把握できる。
- 参加者が記事を読んだだけでは理解できない箇所を、予習担当者が補足説明してカバーすることができる。
- 輪読会中にもサンプルアプリなどを動かしてモニターに映したりすることで、参加者が記事の内容をイメージしやすくなる。
もちろん予習担当者以外でも予習をしておくに越したことはありませんが、そもそもこの輪読会の目的が「忙しくてWEB+DB PRESSを"積読"してしまっている人は一緒に読みましょう!」なので、無理をする必要はないと思います。
著者のゲスト参加
この輪読会の何が良いのか?
実は初回に参加する際は「WEB+DB PRESSの輪読会かぁ・・・ま、その日暇だし参加してみよかな」くらいの気持ちで参加しました(ごめんなさい) しかし実際に参加してみると、結構「いいね!」と思う部分が多かったです。
- 声に出して読むことで理解が深まる(さらっと読んでいるときより、明らかに理解は進みます)
- 他人が読んでいる時に、記事を目で追っていると意外な点に気付く。
- 読み方がよくわからない用語などを教え合うことができる(たまに誰も読み方がわからない時がありますがw)
- 段落毎などにちょっとした振り返りポイントを作ることで、疑問点などをディスカッションすることができる。
など。「複数人」で「声に出して」読んでみることは、予想以上に効果があることだと実感しました。
また、私がこの会で1番いいな、と思っているポイントは、さまざまなスキルレベルやバックグラウンドとの人が集まって、同じ勉強をすることができる。 という点です。
エンジニア向けのイベント・勉強会となると、テーマにもよりますが、ある程度参加者のスキルレベルが一定以上であったり、
同じような業界にいないと話がわからなかったりすることもあります。
この輪読会では、
- フリーランスエンジニア(業務系・WEB系・ゲーム系など)
- 社内SE
- エンジニアに復帰したばかり
など、さまざまなバックグラウンドの人が集まって、同じ本を読み進めます。
読み方がわからない・理解ができない、などの問題が発生しても、同じ本を同じスピードで読んでいるので、
お互いに自然と声を書けて問題を解決していく雰囲気があります。非常によい。
普段は業務系システムのエンジニアをしているけれどWEB開発にも興味がある、普段なかなか勉強の時間がとれないけど
できるだけ流行はキャッチアップしておきたい、ベースの知識を増やしたい、最新の技術知識を取り入れたい、など
参加者はそれぞれ別の目的を持っていますが、いまのところなかなかいい感じの雰囲気で進んでいる気がします。
輪読会に興味がある!参加してみたい!
次回は4月26日(木)です。場所は天神、GMOペパボ株式会社様のオフィスをお借りしています。GMOペパボ社にはWEB+DB PRESSに寄稿されている方も多いので、もしかしたら今後、特別ゲスト会などがあるかも!?
- 日時:2018/04/26(木) 19:30 〜 22:00
- 読書範囲:特集3 今こそ始めるOpenStack プライベートクラウドの世界標準
興味はあるけど参加は難しいなぁ、という方は、自分の同僚とWEB+DB PRESS輪読会をしてみるのはどうでしょうか?
おすすめです。